『矛先の向こうに』
(総合6/10点)
第七話「うそつき」★★★☆☆5/10点
そう来ましたか。オチの付け方に良い捻りが加えられています。
母を守りたい気持ちと、裏切られた憎悪の狭間で混濁する少年の気持ちを
上手く表現しています。今までの第3期中、最も泥沼で終わる仕上がりで
なんとも言えないしこりの残るお話だったと思います
第八話「隣」★★★☆☆6/10点
自分では気を利かせたつもりが、かえって相手の神経を逆撫でする
場の空気が読めない人の陥る不憫さ、隣人関係の難しさを極端ながらも
的確に捉えており感心しました。片や天然でKY。片や見栄っ張りで嫉妬深い。
気を遣いつつも、明確な意思疎通ができない現代人の協調性の欠落さを
覗わせています。cv.後藤邑子の可愛らしくも幸薄い演技がナイス。
え、『脚本 三重野瞳』!?・・・やるねぇ
第九話「はぐれ稲荷」★★★★☆7/10点
かつて学生時代に流行った神頼み、お祈り遊びの類をうまくお話に盛り込んでいます。
感情で人の尊厳を冒涜する浅ましさと、自己存在証明のために暴挙に走る歪みが
実に憂鬱でどうしようもなく描かれており、観ていて胃が痛くなりました。
人を呪わば穴二つ。また違った意味でこの言葉の意味を実感させられる秀作です