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226 [DVD]

『傑作には間違いない』
評者はVHSの項でも書いたが、少し内容を加えて再度申し上げたい。個人的には星五つでも足りないと思う。四つとしたのは分かり難いと感じる方が出て来るであろう事は避けられないからである。それは背景説明が少ない事に尽きる。日本史の高校教科書レヴェルの知識は必要であろう。井川比佐志氏による渋いナレーションがあるがやはり不足気味である事は否めない。

反面楽しめる人にとっては本当に素晴らしい作品であろう。今では到底考えられない豪華俳優陣が大挙出演しており、当時の奥山和由プロデューサー率いる松竹の本気が窺える。千住明氏の音楽も盛り上げる。昨年(2008年)暮れにTBS系列で放送された、東條英機を巡る、日米開戦のドキュメント・ドラマを観て興味を持てた方は必ず購入すべきDVDであると断言出来る。

冒頭、「叛乱軍」所属の連隊庁舎であろうか、菊の御紋輝く建物の時計の針が2月26日の午前零時を指したと同時に、「226」のタイトルが画面一杯に映し出される。千住氏のBGMが最高潮に達するのもこの瞬間である。評者が初めて観た時は本当にシビれたものである。そして今も同様である。奥山氏の個人的な美意識がベスト・マッチした幸福な作品と云えよう。

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