『優しきブレードランナー』
近未来。アンドロイドが実用化され、日常的に見られる街。
もはや外見では人間と見分けがつかない、そんな境界が曖昧な世界。
それを自己存在証明が危うくなる恐怖とサスペンスで描いたのが“ブレードランナー”なら、
そこに生まれる交流と優しさを描いているように思えるのが、この“イヴの時間”。
とある街中の喫茶店。そこにあるルールは“人間とロボットを区別しないこと”。
外では頭上に天使の輪と思しきリングを付けて、機械的に対応するアンドロイドも、
店内ではリングを消して、表情豊かに会話する。
そんな特異点とも言える場所で何が生まれようとしているのか。
15分とは思えない密度と、予想外に豪華だった声優陣。
2話では何やら意味深な伏線も張られ、先が非常に楽しみです。
これを見た後でも、
「とはいえ機械に感情や交流を求めるのはおかしいだろ。所詮、プログラムだし」
と即答できる人は、人間味を失いつつある。そんな気にすらなってきます。おすすめ。