『“イケメン”じゃなく“ハンサム”なのがミソ!?』
レビュアーのこんどーさんも同じようなことを言われてましたけど、映画のパンフレットにまで「定職屋のブサイクな店主」などと解説されているのは、ちょっと痛ましいです。
ですが、作者の鈴木おさむさんの「人間、見た目じゃなく、心!」というメッセージも、こういう笑いあり、涙ありの展開だと、素直にうなづけます。自分の奥さんの大島美幸さんを「癒やされるブサイク」役に持ってくるところも、好感が持てます。ちなみに「イケメン・スーツ」ではなく、「ハンサム・スーツ」とされたところにも、鈴木さんの言葉のニュアンスに対するこだわりを感じました。「ハンサム」の方が言葉としては古いけど、何となく谷原さんや中条さんの雰囲気にぴったりなような気がします。
また、確かに第一印象って大事ですが、必ずしも「美人、ハンサムだから好きになってしまう」「ブサイクだから絶対好感が持てない」というわけでもないですよね。いくら頭では美形だと分かっていてもピンとこない顔の人がいるし、少々難有りでも「優しそうな笑顔がいい」と惹かれてしまうこともある。更に人の好みはそれぞれで、最終的には自分の波長に合う顔とそうでない顔があるってことになるのでは?
それに、くだんの鈴木さんの奥様がもし北川景子さんのような美人で、この映画に出演させていたら、「何か鼻持ちならない夫婦だなぁ」ってなるかも。そう考えると、必ずしも美形が得なわけじゃないってことにも気付けますよね。
そんなことを考えながら観ていたら、私の横で一緒になって大笑いしている主人の顔がフッと目に入りました。彼、決してハンサムじゃないけど、結婚してよかったと改めて思いました(ノロケかしら?)。
とにかく「おくりびと」とは全く違うタイプでの、最高の映画です!皆さんもぜひ観てください。