『シリーズ屈指の問題作(いろんな意味で)』
第5巻は本作のテーマをあらためて考えさせる内容となっており、
ひとことでいえばアンチテーゼ回といったところでしょうか。
放送当時、ファンの間でも大きな議論を巻き起こしたエピソードが
収録されています。
今まで一貫して仲間と力を合わせることの大切さを謳ってきたきた本作。
しかし今回、主人公は一人で事を成そうとします。
その行動は、どことなく幕末の偉人、坂本竜馬を思わせるもので、
一人前になった主人公の英雄的行為と受け取ることも出来るのですが、
本作の主題に背いていたため、結果的に予期せぬ不幸を招いてしまうのです。
こういった展開の場合、並の作品なら、仲間から孤立し非難される主人公を描いたりして
視聴者を鬱な気分にしてくれますが、そこはスタッフも心得たもの。
シリーズ屈指のお風呂シーンの挿入によって、実に気持ちよく安心して見ることが
できるようになっています。
わだかまりも失敗も、汗と一緒に洗い流してしまおうという仲間たちの思いやりが
ひしひしと伝わってくる、単なるサービスカットとは一線を隔した名シーンですので、
必見です。