『嘘を付く覚悟、本質を突く意思』
(総合6.33/10点)
第23話「シュナイゼル の 仮面」★★★☆☆5/10点
正義は無く、未来は見えず、ただ悪と見なした敵を討つための
混戦(チェスゲーム)になってしまい、やや戸惑ってしまいました。
各々の意思が不明瞭な点も首をかしげてしまいます。
あと、直接全面戦闘のためか頭脳派二人の戦略上の巧妙さが
イマイチ光らなかったのも残念。やはり話数不足でしょうか・・・
第24話「ダモクレス の 空」★★★☆☆6/10点
こだわりと妥協の境界線、打倒と妥当、戦略と戦術の姿勢が
大局を大きく左右した一本といえるでしょう。最期に向けての
急加速感は否めませんが、前期のマオ戦を彷彿させる頭脳戦の
決着が見事でした。目の前にいる「自分自身」との対面に収束した
幕引きの準備も万端。舞台は揃ったが・・・どうだろうか
第25話「Re;」★★★★☆8/10点
最後まで目的完遂のためには「手段」を辞さなかった
彼の真の優しさ、不屈の意思を象徴する見事な結末でした。
「Re」はRequiem、Rebirth(再生)、Return(復帰)、Revenge(報復)にも当てはまり、
「;」は一区切りでも終わりでも無い、未来への継続を象徴しているかのようです。
見方によっては英雄気取りの自己満足、外道の行いを批判する反語のようにも
受け取ることができ、ギアス抜きに考えても、人が人を操り、支配する無意味さを
痛切に感じさせられました。
(総評)
社会の道徳や常識の統率、生活の安定のために規律や規則があるはずが、
それが道具のように方便として扱われる社会の歪みに反旗を翻した少年の姿は、
ギアス能力以上に視聴者への様々な「反逆」として強いメッセージを残してくれました。
お話の構成が間延びしすぎて最後で将棋倒しになってしまったのは残念。
しかし、「スクライド」「ガン×ソード」同様、二人の男の生き様路線を期待していた
自分としては充分満足のいく作品でした。意思あるものに未来あり、ですね